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カヤックは1人または2人で簡単に海の上を移動できるツールです。この原型はアラスカ・アリュート族が捕鯨やアザラシ漁のために作ったイキアというものだと思います。寒冷地ではコクピット型になっていて冷水が身体に掛かるのを防いでくれますが、ハワイのオーシャンカヤックはシット・オン・タイプという、上に座ってお尻はいつも濡れているものです。この利点はスノーケリング・ポイントに近づいたらすぐにエントリーでき、水面から簡単に這い上がることができる事です。その際くるりとひっくり返っても沈没しない設計になっています。

【場所の選択】
カヤックをする場所はエントリーとエキジットがしやすい場所です。それは砂浜で浅瀬に岩がなく波も立ちにくい場所がベストです。その次に大事なのは風の影響が少ない場所を選ぶことです。残念ながらカヤックレンタル業者が密集しているキヘイ地区カラマパーク付近の海は午後になると沖に向かって風が吹き始めますので、出来るだけ午前中にすることをお勧めします。
イルカの入り江で有名なマケナ地区の終点ラパルースベイにはレンタルカヤックを持ち込んではいけないルールになっています。オロワルもカヤック・ガイド付きの業者はOKですがレンタルカヤックはそこでしてはいけないルールになっています。多くの人が沖に流され帰って来れなくなった場所だからでしょう。
キヘイのチャーリーヤング・ビーチからシュガービーチに掛けてはいつも濁っているのでカヤッキングだけならいいですがスノーケリングは止めた方がいいです。

【車に積む】
カヤックレンタル業者はレンタカーの上にカヤックを積むためのストラップやクッションを貸してくれるところもありますが、中途半端にしか留めていないと向かい風に対して走る際、屋根から外れて飛んで行ってしまいますので要注意です。

【直前の準備】
背もたれに背中を付けたとき膝が軽く曲がる場所へストラップ調整をし、あればパドル・リーシュというひもでパドルとカヤックを繋いでおくことをお勧めします。スノーケリングの時カヤックが転覆するとパドルが深い海の底へ落ちて行き岸に帰れなくなるからです。それ以外のものもストラップに留めるか、あればハッチの中にしまうといいです。

【やり方】
カヤックを漕ぐときは両腕を真っ直ぐ前に、肩幅より少し広めにして持ち、右を漕ぐときは左を押すようして身体の前方を軸にして両肘を一緒に曲げないようにし、そのとき両足を踏ん張り背筋を伸ばして、背筋で引くような気持ちで漕ぐと疲れません。
2人で漕ぐときは力(または経験)のある人が必ず後ろに座り、前の人が一定のリズムを刻んでパドルし、後ろが併せるという方法を取ります。
大きく右に曲がる時は左側のパドルを強く漕ぐか、左側だけパドルします。小さく右に曲がる時は右のパドルを水に入れ前に押し出すようにすると素早く回転します。これは帽子を落としてしまった時などに使う方法で通常は使いません。
常に自分たちがどこからエントリーしたのか振り返って確認しながら沖に行きます。レンタルのカヤックは岸から1マイル(1.6km)以上沖に行ってはいけないルールになっています。カヤックは歩く速度とほぼ一緒なので、時速4kmぐらいで巡航できます。一生懸命漕いでも時速9kmが限界でしょう。通常は15分漕いで1km進むと考えれば間違いありません。風上に向かって漕ぎ始め、風に乗って戻ってくるパターンが基本です。

シュノーケリングするために水面へエントリーするときはカヤックの片側に両足をだして、手で身体を持ち上げるように腰を浮かしながら180°回転し(カヤックの方を見るようにして)お尻からエントリーします。 上がる時は足ひれで水中をキックするようにして両腕を使いカヤックの反対側に頭が出るくらい乗っかります。ここから寝返りを打つように仰向けなりながらお尻をしっかりカヤックの中心へ乗せたら両足を90°回転させ定位置へ座ります。

【服装】
海面の上は砂漠地帯と変わりません。通気性がよく、濡れてもすぐ乾く素材の長袖のシャツ(ラッシュガード)を着て、長めの短パン水着を履いて、脛には日焼け止めを厚く塗っておきます。帽子またはサンバイザーをかぶり、バンダナのようなものを挟んで首筋が焼けるのを防ぎます。できればポラロイズド(偏光レンズ)のサングラスにストラップを付けたものを掛けると水面下のサンゴやウミガメがよく観れます。3時間ぐらい漕ぐのが普通なのでペットボトル1〜2本の水を必ずカヤックに積みましょう。

【注意事項】
向かい風が最大の敵です。気象状況を確認し、洋上ではいつも風の変化に敏感でいてください。
パドルを終え岸に上がる時、必ず波の周期と高さを判断して岩の無い砂地へ向かってランディングしましょう。その際止められるもの(フィン、マスク、カメラなど)は固定し波に巻かれても無くならないような準備を沖でしておきましょう。

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